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~貴方とずっと~ 私的【イケメン戦国】

第13章 再会 ~本編完結~


「日記には、一度だけしか現代に来れなくて、お二人ともそのまま天寿を全うされたようなんですが……
 今までの話を聞く限り……まだ、過去は変える事が出来ますよね!?」


ハッとした。
私達3人が息を呑む音が聞こえた。


「もし僕がワームホールを見つける事が出来れば、また会える可能性はあるんですよ!さん!」


キラキラとした目で、私達に勢いよく話す息子さんは、やはりあの夜、甲斐の国の復建を話していた信玄君とそっくりで


「あぁ、そうですよね!研究の成果、私達も楽しみにしていますよ!」

「はいっ!!!」

息子さんの元気な返事が聞けて嬉しく思っていると

「あの、様……よかったら、これを持って帰って下さい」

お嬢さんが、きょうこの日記とチェキのアルバムを差し出してきた。

「いえ、これは貴重な物ですよね」

「はい。ですが、世に出す訳にもいかないですし……何より、ゆっくりご家族でご覧下さい。ね、お父さんいいでしょう?」

「ええ、もちろんです。これは武田家にとっても家宝ですが、家にとっても大切な家宝になる物です」


武田家の人々から、有難い言葉を頂くも


「我が家で管理するには荷が重すぎます。ですが……一時だけお借りすることは、よろしいでしょうか?そしてまた、こちらにも足を運びたいと思うのですが、なぁ母さん、それでもいいよな?」

「もちろんです。お借りするのも、緊張してしまうわ……」


ふふ、と笑う妻には笑顔が戻っていた。







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