• テキストサイズ

~貴方とずっと~ 私的【イケメン戦国】

第13章 再会 ~本編完結~


「確かにこれは……武田信玄の彫った物ですね。中も拝見してよろしいでしょうか?」

「はい」


当主と言う男が、箱を開けるとそこには……


信玄君ときょうこの結婚アルバムが入っていた。


「あぁ……本当に……これが……」


声を震わせている。
そして、私達に向かい深々と頭を下げてきた。

「不躾に色々と申し訳ございませんでした。実は私どもも、これらと全く同じ物を所有しておりまして……」

「頭をお上げ下さい。正直、突然私達の様な者が現れて、もっと戸惑われるかと思っておりました」

頭を上げた当主は、真っ直ぐに私の目を見つめ

「いえ。ずっと当主にだけ語り継がれていたのです。『令和』と言う時代に、“”様がいらっしゃると言うことを……」

「『令和』ですか……」

「はい。もちろん、そんな元号が決定されるずいぶん前にです。そんな不思議な事が……いえ、ですが……我々は信じざるを得なかったんです……」


その言葉に私達が少し首を傾げたところで、けたたましく足音が鳴り響き、応接室のドアがノックされた、と同時にドアが開いた


「失礼します!!!様が来られたって、本当!?」

「お父さん、本当に様なのっ!?」

「こらっ!失礼だぞ!!!」

当主の大きな声が響いた。


だが、私達3人の目は入って来た

“2人”に釘付けだった……









/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp