第13章 午後の戯れ【S×M】
俺がドS教師って言っときながら、
「やっぱ、俺も先生やりたい!」
って、いつもの潤の気まぐれが出て…
なら、嵐ルールで『じゃんけん』ってことになった訳で。
『…あいこで、しょ!!』
「やったぁ~!俺が先生♪」
…くそっ、いつもながら持ってないぜ、
櫻井翔!
「いいよ~…じゃあ、設定は~?」
「う~ん..じゃあ、俺が家庭科の先生で、翔くんが居残りの生徒!」
「何で、家庭科なの?しかも居残りってさ…」
「だって、俺が翔くんに教えられんのって、家庭科くらいだし…
翔くんは野菜もうまく切れないで、居残りになった生徒ね!」
…ちくしょー…//
あまりにリアルな設定で、
何も言えねぇ(-"-)
潤は鼻歌歌いながら、クローゼットからエプロンを2枚出してきた。
1枚は、お洒落なカフェの店員的な黒いやつで…
もう1枚は、ピンクのひらひらレース…
「あの~…確認ですけど、このピンクの方は……」
「もちろん、そっちは翔くん♪
早く着けてみてよ!」
…でしょうね..(-_-メ)
俺は、渋々そのピンクのひらひらを着けた。
…大体、何でこんなの持ってるんだよ…
「可愛い~❤思った通り♪
…よく似合うよ…櫻井♪」
あ…もう始まってるのね…
「はい、松本先生…」