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【R18】Zeus【コナン短編集】

第4章 リクエスト作品/安室・沖矢※




私は頭の上にあった枕に
手を伸ばして
その枕で自分の顔を覆った


『…で…きません…選べません…
そもそも…なんで…お2人が…』


頭の中がぐるぐるする
分からない、なんで2人が
こんな事をしたのか…


そこまで考えて
先程の行為を思い出して
また恥ずかしくなった


沖・安「「好きだからですよ」」


両サイドから聞こえる声に
びくっと身体が跳ねる


心臓の鼓動が急に早くなる


安「だから、どちらか選んで下さい」


沖「私を選んでくれますよね?」


『よ、余計に…選べません……あっ!』


ばっと視界を覆っていた枕を
取り払われて視界いっぱいに
2人の顔が映る


沖「仕方ありませんね…」


安「今日の所はこれくらいに
しといてあげます
でも…こいつより先に
振り向かせてみせますから
覚悟していて下さいね」


ちゅっと…両頬にキスを落とされる


沖「私を選んでくれた暁には
この可愛らしい唇も頂きますね」


安「それは僕のセリフですよ」


沖「さて、そろそろ
ビーチに行かないと
不審に思った誰かが来てしまいますね。
ビーチに遊びに行きましょうか」


安「立てますか?」


体を支えてくれて
ささっと取り払われた水着を
着せてくれて両手を引かれる


何事も無かったかの様に
妖しい笑みを向けてくる2人に
私の心臓の音は鳴り止まなかった


折角の海なのに
2人を気にして存分に
楽しめなかったのは言うまでもない






fin.

2019.07.04



あとがき

リクエストを下さった菜月様
ステキな脳内をお貸し下さいまして
有難うございました!
それから、
書き上げるのに時間が掛かってしまい
誠に申し訳ありません!

妄想という始めての表現に
盛大に躓きましたが
普段書く事が無い内容に
チャレンジ出来て良かったです。

これからも菜月様や
他の読者様に喜んでもらえる様な
物語を書けるように
日々精進致しますので
どうぞ、宜しくお願い致します。



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