第19章 ・・・そして

家は調査兵団宿舎近くに運良く売りに
出されていた家があったので、そこを買った。

なので基本エルヴィンは毎日うちへ帰ってきて食事をし、
一緒に眠っている。

休日は出掛けたりもしているが、
エルヴィンが疲れていそうなら出掛けず、
家でゆっくりしている。

大抵私がソファで本を読んでいると彼は決まって
膝枕を強請ってきてそこで眠ってしまう。

甘えてくれているんだなぁと思い私は彼の好きに
させているが、ソファを買う際
「２人用で良いんじゃない？」と言った私に対し
「いや３人用じゃないとキツイ」と真顔で言った真意は
これだったかと笑いがこみ上げてしまう。

確かにエルヴィンの体格で寝るなら
最低３人掛けじゃないとキツイよね。

大きな体格なのに可愛らしい事をしてくる夫の
寝顔を見るのは大好きだ。

そんな温かい日々を過ごしている。

今はシーナへの出張でエルヴィンは数日留守にしているが、
心配してくれているのか時々ハンジさん達が様子を
見に来てくれていた。

今日もリヴァイさんがペトラさん達を連れて
やってきてくれて部屋の掃除をしてくれた。

最近体調を崩して寝込むことさえある私にとって、
とても有り難い事だった。