第9章 真実の信頼
絶望の果てにあるもの
真実の信頼
「行かないよ。あたしの今の隊長は…レンちゃんだから…それに…大事な親友だから…」
『桃なら…そう言うと思ったわ♪けどなぁ…刺されるのって…ホンマに痛いんやねぇ~。』
「ゴメンなさい…」
『何…落ち込んではるん?あたしは気にしてへんよ?桃があたしのそばに居るって…言うてくれたし…気にせんでええって♪ただ、マジで痛かったって事は知らせときたかったんや。』
「ありがとう…」
そう言った雛森にレンは優しく微笑んだ。
その頃…
四番隊隊舎では…?
「市丸隊長?レン隊長はまだ眼が覚めないのですか?」
「そうみたいですわ…。なんか…夢でも見てはるんやろか?(あかん…。起きてる姿にしたら良かったわぁ…(汗))」
「目が覚めたら…知らせて下さいね?山本総隊長から…“市丸レンが目覚めたら…隊主会を開く”とのことですので…」
「そういえば…そうでしたねぇ?目覚めたら…知らせます。」
卯ノ花にバレないかヒヤヒヤしていた…。
真実の信頼…
それは…
何があっても…
相手を信じる心。
信じたい…
そう思う心。