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絶望の果てにあるもの

第22章 おびき寄せ



「御名答!!今、この娘は心の底にある貴方への思いと本能がむき出しの状態で恋する乙女!!しかし、流石は隊長格。自我がまだあるようです。困りましたねぇ?」

「やっぱり…さっきの話も聞いてたっちゅうことやな?」

隠れていた平子たちが出てきた。

「ええ。バレていないと思っていたんですけどねぇ??恋する乙女は盲目でしょう??」

「残念だったね。レンちゃんは阿散井君の前でも基本は乙女キャラじゃないからねぇ〜せめて、その薬の切れる時期なんてもんを教えて
くれないかねぇ??」

京楽もレンの霊圧が上がったのを察知して来たらしい。

「誰が教えてやるか!!」

イミテートはそう言ってニヤリと微笑むと#レン#と恋次に向かっていった。

キィンっ!

「ざっと見て…盛られた日から計算してあと1週間ですかねぇ??」

突然、現れてイミテートの刀を止めたのは浦原喜助。

「それ、アタシが技術開発局にまだいた頃に開発した薬なんすよ。追放された時に持ち帰った筈なのになくなってたんっすよね。貴方が犯人だったとはねぇ??綾川莉緒さん?」

「なんでバレちゃいました??」

黒いフードを外すと…見知った顔が…

「同時に義魂丸もなくなってましたし、それぞれの皆さんの義骸もなくなってました。あとは…霊圧を混乱させる薬も…藍染さんが作り出してしまった強い霊圧を探知して強い霊力を持つ死神だけを襲う虚のとの戦闘に役立つと思って作ったんっすけど…色々と実験してくれたみたいっすね??」

そう言った浦原はニヤリと微笑んだ。


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