第22章 おびき寄せ

双極の丘に2人だけで行ったレンと恋次。

『なにしたらええんやろ…今のとこ…恋次としてる時しか上がらんし…』

「してみるか？」

『はぁぁぁぁ！？！？？！こんな所で！？どっかで誰が待機してるとこで！？！？？！無理や！』

「だってよォ…他にねぇし…」

『そうかもしれんけど…無理やって…ホンマに来よったらどないすんの！？』

「じゃ！どうしろって言うんだよ！！」

『なんで怒鳴るん？意味分からん！！こんな所で裸晒せ言うんかっ！！』

「んなこと言ってねぇだろうが！！」

『言ってるのと同じやん！！』

甘い雰囲気どころかケンカになった二人…
その霊圧に影響されて待機していた平隊員の野次が飛ぶ。

「レンちゃん！落ち着こ？ね？」

「阿散井君も！落ち着こうよ…」

近くに待機していた雛森とイヅルが2人を止めに入った。

「はぁぁぁぁ………お前らなぁ…ケンカしてどないすんねん…」

『「すいません……。」』

平子に呆れられるレンと恋次。

「あの、平子隊長！」

「あ？桃？どないしたん？」

「2人がケンカして平隊員は影響されては居ましたが…一向にイミテートが現れないのは何故でしょうか？」

『たしかに…桃の言う通りや…なんでやろ？？』

「最初の現れた時って…不安な気持ちにレンがなってた時じゃない？」

ローズが思い出したように言った。

『たしかに…昨日も最中に不安やったし…初めてやから…怖かったし…///』

そこまで言うと赤くなるレン。

「レン。お前…そんなウブなキャラやったっけ？？ドーンと構えてるような奴やろ？」

「平子隊長…そこは突っ込んじゃだめです！」


「そっ…そうなんか…」

平子は雛森の勢いに負けてしまった…
これが女子パワー？？