第7章 ~徳川家康~ end.
「きょうこ、どこ見てるの……?」
ぼんやりと考えていたら、声がかかった。
いけない。集中しなくっちゃ……
「ふふ……どこを見てもいいでしょ?」
「うん……」
「ふふふ……そんなに涎を垂らして……どこを見て欲しいの?家康は……」
「ねぇ、その紐を……」
グイッ……
少し力を入れて、引っ張った。
「ああっ!」
「駄目だよ、家康。そんな声を上げちゃあ……」
「大丈夫……人払いして……んんっっっ!!!」
さっきよりも、強めにまた紐を引っ張った。
「私に口答えしちゃ駄目」
「ごめん……きょうこ、ごめん……」
私の握る紐の先は……家康の……
ぺニスに繋がっている……
その、紐はぐるぐるとぺニスの根元から巻かれていて、簡単に射精できないようになっている。
だけど、尿道からはずっと先走りがダラダラと垂れているの。
「上手に縛れるようになったね。ここ、すごく気持ち良さそうだよ」
私は足の裏で、先走りでベタベタになった亀頭をぐりっと擦った。
「ん、んんっ」
「ふふ、可愛い声。その声も大好き」
「きょうこ……」
熱っぽい目で私を見てくる家康は
膝をついて着物の前だけをはだけさせ、下半身を曝け出している。
私はその前で、用意されていた夕餉のお膳に箸をつけていた。
そして手酌で、お酒を呑みながら……
観賞するの……
家康を……
家康は幼い頃の抑圧された生活のせいか、もとの性格なのか……
所謂……マゾヒスト的な感じになっていて……
その性癖を隠すために、ずっと誰とも交わらなかったみたい。
それすらも信長様は見抜いてて、私に家康の性を開放?解放?ま、どっちも似たような感じ、とりあえず全てを受け入れることの出来る相手を見つけたかったのだ。