蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第37章 Twin ray 恋人達編3
カチャ
私は、ショウ王子様の眠られているべットに近付き、そのお姿に、思わず溜息を漏らす
情事の後…… 乱れたシーツに…… 包まれて、左の胸の飾りが見え隠れしている
私は右手で、ショウ王子様の頬に触れ、指の背でスっと撫でてみる
ショウ「んっ」
くすぐったかったのか、起きられたショウ王子。焦点が合わないのかボーっと…… 私に視線を向け…… そしてニコッと
私の全身に甘い痺れが走った瞬間
ショウ「サトシ……? あっ、すまなかった。どうした? 何か用か? ぇっ?」
私は、ショウ王子様を抱き締め想いを伝える
サトシ「私は貴方の、その、素を見せて下さる時が、尊く、嬉しいのです。どうか私にだけは御自分の心を偽らずに…… 甘えて下さい」
ショウ「サトシ……」
サトシ「私は幼き頃より貴方様を…… どうか私を受け入れて下さい…… ショウ王子様、もっと自分を大事にして下さい。 貴方様が、▲▲国に捕らえられたと聞いた時の(妃に等あり得ません)…… どうか、もうそんな無茶はなさらないで下さい!」
ショウ「ぁ…… あっ」
サトシ「ショウ王子様? 次は、どこ触られ…… 愛撫されたのですか?」
ショウ「サトシ迄、意地悪…… ん」
サトシ「意地悪したくは無かったのですが…… 私は狭量の様です……」
ショウ「そんなぁ……」
恨みがましい目で…… しかし助けてと、見つめてくるその瞳に
サトシ「初めから 貴方には降参しているのです。ショウ王子様。愛しています」
瞬間、左目より一筋の涙が、
サトシ「ショウ王子様、王様 そしてジュン王子。皆様、心を一つに…… 通わせたいと願っておられたのに…… 我々の力不足で、今の今まで苦しい思いをおさせしてしまった事お許し下さい。生涯想い続けます貴方様を」
サトシ「ここ、舐めて差し上げますね」
ショウ「いちいちいうなぁ!」
(貴方が、反論なさるから…… 私も返すのですよ?)
ショウ「ひぁ…… ぁん」
綺麗な蕾……
ショウ王子の右膝を持ち上げ、蕾に……
もう、止まれない…… 甘い快感……
ショウ「あー! ぁっ、やん」
サトシ「ショウ王子様私の、全て…… 永遠にお守り致します」
ショウ王子様…… 微笑み、そして意識を……