蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第138章 夢でしか逢えない 9
潤「どういう意味だよ?」
翔「誤魔化したって分かるんだからね? 潤ちゃんだってマスクしてんじゃん? 潤ちゃん丘に来てくれた時、僕がいつも先に手を出しちゃダメとか言ってるから……」
潤「翔と一緒だよ。キャラメル食べたら折れたんだって」
翔「なぁんだ。潤ちゃん真っ直ぐだから変に勘ぐってさ…… 相葉先生に話すとかさ……」
潤「それは翔だろう? ただキャラメル食べて折れただけなのを、変に相葉センセに相談に行くとかさ」
雅紀「こら二人とも! お互いの事を、思いやり過ぎて引くに引け無くなってるんだろうけど……」
和也「その話も大事で、きちんとした事話し合わなきゃなんないんだろうけど…… もう少し冷静になってからにしてさ?」
智「潤くんの口の中見せてくれるかな? 冗談じゃなく、本当にそのままほっといたら大変な事になっちゃうから…… ね?」
何だろう? 二人して妙にさ…… 相手の事を思ってもあるかもしれないけど……
自分達の事に、ごちゃごちゃ言ってくる大人達ちに対する牽制?
そう俺が感じた事
そうオイラが感じた事
智くんも
カズも
感じたんだろうなって
児玉「……お可哀想に…… お二人とも昨日は、痛くてお食事で出来なかったたんじゃないですか? 今日は何か召し上がりましたか?」
ハッキリ言って男3人。潤と、翔の触れてくれるなオーラに押されそうになってたのを。さすが女性らしい優しさで、その場の雰囲気を柔らかくしてくれた。児玉さんだっけ? 凄い俺ね? ありがたいな。って思ったの
翔.潤「お粥を少し……」
児玉「そう…… 仕事終わりに皆でコーンスープ飲もうと思って作ってきたのよ。今日はもう少しお口の中の状態を見て消毒とかするだけだからね。翔くん、潤くん。少し飲んでみる? それだったら噛まなくてもいいし。ね? 飲み終わった後に消毒しましょう?」