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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第137章 夢でしか逢えない 8


 和也.智「春先、学校の歯科検診の時に診させて貰ったんだ」

 和也「俺は二宮和也です」

 智「オイラは大野智です」

 翔「あぁ……櫻井翔です……」

 潤「松本潤……」

 って紹介しあってさ……

 急にね、翔ちゃんは諦めたのか、開き直ったのか……

 和也「口腔内を見せて下さい」

 って言ったら、開けてくれたのは良いけど

 雅紀「ナニコレ?」

 まぁくんが、俺と智くんの気持ち代弁してくれたよね? 

 固まっちゃって動けなくなってたら

「智先生? 二宮さん? シッカリして下さい! これは早く消毒しないと? ですよね?」

 近くでさ、他の作業していた歯科衛生士さんの児玉さんが……

 オイラのさ……

 仕事とプライベートは分けてくれる、他の職員さん達でさ、仕事中は俺の事苗字で呼ぶんだけど……

 俺の……

 意識を戻してくれて

 智「左下の左から3番目…… 欠損している……」

 和也「これは…… どうしちゃったの?」

 翔「えっと、キャラメルを食べてたらですね? 暫くして急に抜けちゃいまして……」

 和也.智(……)

 あのね…… 翔ちゃん……

 言った翔ちゃん自身も、無理があったって思ってるのか、ちょっとプイッて横向いちゃったりしてんだけど

 潤「随分と、馴れ馴れしい話し方する先生達だな…… まあいいや…… これはどう見ても誰かに殴られたとかさ、そういうんじゃなきゃ抜けたりなんて…… ありえねぇよな?」

 翔ちゃんの従兄の潤くん。翔ちゃんよりは少し体も大きくて、大人びた感じはするけどまだまだ可愛い。って感じが抜けきれてない少年で……

 まあ、驚き過ぎてオイラもカズも、ちょっと言葉遣いが馴れ馴れしかったかもしんないけど……

 さりげなくと言うか、翔ちゃんの事名前でさ、俺も智くんも呼び出したしね? 
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