第16章 笑って生きて行く5

　雅紀「急にごめんなさい。けど、皆さんに逢って欲しい子がいるから」

　そういって雅紀くんが、オレと、智、父さん母さんを施設に……


　潤「大丈夫だって、翔、美味しいから（笑）」


　ぇ、？ ショウちゃん？　

　その施設の先生かな？　

　すげえ、イケメンの男の人がオレたちの方を見て……

（雅紀さんも、ハンサムなんだ）


　潤「いらっしゃい。この子の名前は、櫻井翔です。1月25日誕生日。２才です。俺は、松本潤です」

　櫻井翔？　

　翔ちゃんと……

　同じ名前？　

　同じ誕生日？　

　翔ちゃん、ビックリするくらい翔ちゃんに似てるの


　翔ちゃん、翔ちゃんと同じ……　

　目がくりっと大きくて、女の子みたい

　色が白くて


　和也「可愛いね」

　智「可愛いね」

　翔ちゃん、お皿の上のタマゴボーロを、ツンツンってしたり、コロコロと転がしたり、食べれるかどうか、確認してたみたい（笑）

　俺と、智は、一目で翔ちゃんが大好きになったんだ

　お父さんとお母さんも、翔ちゃんをギュッて、抱き締めて……　

　泣いてた



　──ー

　和也.智「わー!　翔ちゃん!　それは、お口にいれちゃダメだってば!」

　京「ショウちゃん、ママは…… パパと、サトシくんカズくんはショウちゃんが大好きよ」

　智和「俺達が、自分の事見ているか試してるのかな？」


　和也「そう、父さんと母さんが言ったけど、そういうことなのかな？」

　潤「翔の、ご両親が事故で亡くなって、おじいちゃん、おばあちゃんに引き取られたんだけど…… 自分達では…… と。翔を壊してしまう前に。ってこの施設に託されて…… 翔は感受性の強い子だから、とにかく、家族みんなで翔は『大切な家族なんだよ』って伝えてあげてほしい」


　あの日オレたち家族は、新しい出逢いをしたの

　二宮翔

　父さんと母さんの4男

　俺と、智の弟


　間違えないでね？　

　翔ちゃんは弟なの

　翔ちゃんはお兄ちゃんで

　翔ちゃんは弟

　全く別の人間で

（身代わり）

　とか…… すごい嫌な事言った人がいたんだけど

　違うんだからね？　


　智.和也の　誕生日　

　11月17日とさせて頂きます