蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第113章 色香を隠していても… 4
和也.智.雅紀.潤「ヨールかヒルかじぞサマかテッポウかイシか?」
翔「『夜!』1ぃ、2ぃ……」
──
2年前
和也『つまんなぁい!』
翔『こら! 人んちに押しかけてきておいて、つまんなぁい! はないだろう? (笑)』
潤『なんかしようよ!』
雅紀『おにごっこ!』
智『ショウちゃん、え、かこうよ?』
翔『たく、わがまま(笑)よし、鬼ごっこから!』
翔『いい? 夜は、動いてもいいけど静かに動くんだよ? 昼は、大声出して逃げてもいいの。地蔵サマは、ジットして動いちゃダメだからね? テッポウは、地蔵様と同じで動いちゃだめなんだけど、目隠しした鬼がテッポウをウつ真似するの。当たった人が次の鬼ね。石はねコロコロ転がって逃げるの。石なのに、なぜか、くすくす笑うのはいいんだ。コロコローって言ってにげてね。みなで『夜か、昼か、地蔵様か、鉄砲か、石か?』って歌って、鬼が『昼』って言ってから10数えて、みんなは騒ぎながら逃げるんだ。鬼が誰か一人捕まえたら鬼は交代になるの……』
和也.智.雅紀.潤『やりたぁい!』
──
現在
雅紀「ヒャハハ」
潤「こら、マサキ夜だってば!」
雅紀「ヒル!」
(キャハハ)
(早くにげて!)
智「じぞサマ!」
(クスクス)
(笑っちゃダメだって!)(小声)
潤「テッポウ!」
(あてるぞー)
(くんなよー)
和也「石ころ!」
「コロコロー(笑)」
(くんなよー)
なぜか、昼の時に声をひそめちゃったり、夜の時に反対に笑いたくてしょうがなくなっちゃったり、じぞうサマの時に、誰かが、くしゅんって、くしゃみしちゃったり、テッポウの時は、当たりそうって時に、静かに場所動こうとしちゃったり、石ころの時はいつも、誰かにわざとぶつかりに行って、大笑いしてるから、直ぐに誰かが鬼につかまっちゃって(笑)
みなで『夜か昼かじぞサマかテッポウか石か?』
が大好きなの
ショウちゃんのお家のお部屋で、遊んでるんだけど、5人で走り回っても十分な広さで……