• テキストサイズ

にんかつ!〜もうっ♡そんなに入れちゃらめぇっ♡♡〜

第2章 子どもの誕生日は12月25日がいいとキミが言ったから



「子どもの誕生日は12月25日がいい。なぜなら格好いいからな」

焼きサバを箸でほぐしながら、秋也はそう言った。
結婚してから2年。そろそろ本格的に子作りをしようかと、この夫婦は最近よく話し合っていた。

「そうかなあ。誕生日とクリスマスを同時にお祝いされちゃうから嫌だ、っていう話もよく聞くけどね」
味噌汁をすすりながら有羽は答えた。

「じゃあプレゼントは2個買ってやればいい」
「ん〜、まあ、アリかな」
「よし決まりだな」

秋也はニカッと歯を見せて笑った。
あまりにもピュアピュアな笑顔に、有羽も少し苦笑した。

「そう上手くいくといいけどね」
「上手くいくとも。オレはちゃあんと計算したんだ」
「ん?何を?」

秋也は箸を丁寧に箸置きに置くと、身振り手振りを交えながら熱弁を奮った。その内容は次のとおり。
/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp