第17章 変化
「お〜!!!よかったよかった!ちょ〜ど探しとったきーグッドタイミングぜよ!」
桂「辰馬!!」
いきなり現れた声の大きい男は辰馬というらしい。
辰「おう、なんじゃあ、女なんか連れて楽しそうじゃのう!」
『初めまして、ももと申します』
辰「ほー、可愛いおなごじゃの!」
桂「江戸で会うとは、どうしたんだ?」
辰「いやー、仕事でちょーど江戸に来たき、おまんらに会いたいちゅう思ってな!銀時はどこじゃのー」
桂「知らん」
辰「なんじゃあ、冷たいのおー!」
桂「悪いが他を当たってくれ」
辰「まー聞いてくれぇ、大事な話があるぜよ」
桂「……………」
辰馬が桂の耳元で何かコソコソ話した。
桂「もも、すまんが先に帰っていてくれるか?」
『はい、わかりました』
辰「もも、すまんのー!あはははは!」
辰馬が大事な話があるようなので、ももは独りで帰宅した。
それから一週間程経ったある日。
喫茶店での仕事を終えたももが帰宅すると、既に桂が帰宅していた。
『桂さん、今日は早い帰宅ですね』
「ああ。帰ってきて早々で悪いが、話がある」
『………なんでしょう?』