• テキストサイズ

二次元の君と愛しき君へ【爆豪勝己】

第12章 生きなきゃいけない





「おい、ブス」


男子の声が聞こえる。


「お前、爆豪勝己とかなんとかふざけてんのもいい加減にしたら?先輩にチクるぞ?」


コイツは、完全に煽るだけのために来たみたいだ。


じゃあ、私も精一杯応戦してやろうか。


「いいよ。私がアンタ達のせいでどれだけ辛い思いをしてたか、全部伝えてよ」


「はっ?」


「零……」


綾香が心配そうに見ている。


「私はアンタ達にどれだけ傷つけられたか知ってる?」


自分の存在価値、プライド……。


広かった人間関係。


周りの信頼……。


「私は全てを失った。だから今、新しいスタートを切ろうとしてたけど……想定外なことにかっちゃんが……」


楽しい平凡な毎日とは行かず、必ず変なことが起きる。


さすがに今回の件は夢のようであり得ない。


「はっ、何が再スタートだ?お前はストーカーしたんだ、犯罪者なんだよ!」


噂で言われるよりマシだなぁ……。


そう思っていると、綾香も応戦する。


「零がそんなことするわけない!零は全部話してくれたんだよ。聞いてて辛かった……」


「綾香……」



/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp