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二次元の君と愛しき君へ【爆豪勝己】

第10章 カミングアウト





私は朝食を食べ終え、教室に向かう。


「俺は零ちゃんとなら大歓迎だよ」


上鳴君が笑顔で話しかけてくる。


「零」


「轟君?」


焦凍が話しかけてきた。


今日もイケメンはカッコいい……。


「普通に名前で呼んでも構わない」


「いやぁ、こんな素晴らしいイケメンに言うのは照れ臭かっただけだよ」


「イケメン?」


焦凍って、マジの天然だったんだ……。


「松田君、爆豪君が緑谷君に謝ってきて驚いたが、何かあったのか?」


飯田君が話しかけてきた。


「いやぁ、全ては私の暗い過去のせいだよ」


私は笑って誤魔化す。


「零ちゃん……」


出久が心配そうな顔をする。


教室に着くと、相澤先生が居た。


「おお!おはようございます、相澤先生!」


「今日は松田か。元気がよろしい。さっさと席に座れ」


「はい!」


大好きなマンガのキャラ達と話が出来るなんて最高過ぎる。


もう二週間ぐらい経ってるけど、やっぱり慣れなくて、変に興奮してしまう。


後ろを向いて、出久に話しかけてみる。


「出久」


「あっ、零ちゃん、何?」


「なんとなくだよ」


「なっ……」


ヤバい、出久の顔が可愛過ぎる。


私はすぐに前を向いて、顔を伏せた。


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