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ヴァンパイアキッス【R18】

第3章 もう逃げられないよ♡



ロイド
「やだなぁ。今の質問でエロい事でも思い出しちゃったの?♡」

真白ちゃんーー


そう言って真白の顎に手を添えて、腰を抱き寄せるロイド。

彼の息遣いが真白の鼻にかかる。


『ろ、ロイドさん!?』


(や、やばい!近い!食われる!)


テンパる真白の脳内。

だが


「はぁ、客間の目の前で何してんの?」


ドスのきいた声が後ろから聞こえてきた。


『え?』

ロイド
「また寸止めかぁ〜。ジルちゃんタイミング読んでよ」

ジル
「読む訳ないじゃん。それより邪魔。」

ロイド
「えーひど〜い」


ロイドから視線を逸らし後ろを向く。

そこにいたのはまるで女の子のように可愛らしい男の子だった。

まん丸の大きな紅い瞳。
窓から差し込む太陽に反射して光り輝く白髪は、首の動きに合わせてサラッと肩を滑る。

背は真白より高いが、さしてあまり変わらない。

Vネックの白シャツに黒のズボンを履いている。


『ショタだ…』


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