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祝福されないドロップス【尾形百之助】【BL】

第13章 子作り*




自分に言い聞かせるように息をする隙間から、その唇に重ね合わせる。


【百之助】
・・・・ふ、んっ・・・・。

【慶次】
女と繋がった気分はどうだ?

【百之助】
・・・・悪くない。少なくとも、アンタより男だったってことだね。俺がしてるところ見て、興奮してるアンタはやっぱり、狂ってる。


眉間に皺を寄せて、口元はおかしそうに笑っている。
百之助の心の痛さが伝わってくるようだ。

やっぱり俺は間違っていたのだろうか。
また間違えて、百之助を傷つけてしまった。
こんな風に歪んだ顔は見たくないのに。


【慶次】
息を荒くしていたら、俺だって興奮するさ。俺もお前のナカに入りたい。


膝立ちしている百之助の身体を慈しむように、浮き上がった鎖骨を撫でて口づけを落とす。
形のきれいな耳の輪を甘噛みし、耳たぶも。うなじも。
滑らかな肌を撫でながら、固い身体の肩甲骨に。
引き締まった脇腹をなで、腰骨のあたりにも舌を這わせ、弾力のいい肉尻を鷲掴みにする。


【慶次】
いつもより吸い付いてるな。女の体を貪ってるからか?感度が違う。

【百之助】
満足か?アンタもその、おっ立ててるもんで突き上げろよ。俺を孕ませるくらい、アンタの精液、ぶちまければいい。


興奮したものを肉の割れ目に擦り付け、これまで掘り上げてきた後輪に指を押し進めていく。

指の関節を飲み込み、このまま指が溶けてしまいそうだ。締め付けてくる感触にすぐにでも入れたくて、潤滑油を足して傷つけないようにほぐしていく。


【百之助】
もうねちねちと、・・・・いいって。

【慶次】
・・・・そうだな。


早く解放させてあげなければと、猛威を振るっている自身を一気に突きあげる。


【百之助】
んんんっ・・・・!


押し出されるような締め付けを感じながら、律動を開始する。後ろも前も犯されている百之助は、淡いうめき声を漏らしながら、俺に動かされるように腰を揺らす。


【百之助】
ぁ・・・・ぁあ、・・・・くぅ・・・・っ。


快楽に溺れていく身体に自我を保とうとしているのか、腕に百之助の爪が食い込む。




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