第5章 お仕置き
「脱げ」
光秀は御殿を訪れたばかりのさえりに命令を下す。
「えっ……」
「次は仕置きをすると言っていただろう。早くしろ」
さえりは真っ赤になり、戸惑いながらも帯に手をかけ、自ら脱いでいく。
「脱ぎ、ました……」
真っ赤になって俯くさえりは一糸纏わぬ姿をしていた。
「こっちへ来て座れ」
文机につく光秀は、前にある座布団を指し示した。言われるがまま座るさえり。
「こちらに向けて足を開け」
新たな命令に羞恥からか泣きそうな表情になる。
「どうした。もっと過激なお仕置きが欲しいのか」
ぶるぶると頭を横に振り、さえりはゆっくりと足を開いた。
秘部が晒される。
恥ずかしい……!
「良い眺めだが……邪魔なものがあるな」
光秀はそう言うと立ち上がり、剃刀を持ってきた。
「さえり、動くなよ」
「な、何を……」
「動くと怪我をするぞ」
じょり、じょり、と下の毛が剃られていく。剃刀の冷たい刃が肌にあたる。
さえりはぎゅっと目を瞑った。
「良い子だ。出来たぞ」
ゆっくりと目を開けると、下の毛を綺麗に剃られ、丸見えになった秘部があった。あまりの恥ずかしさに目を反らす。
「しばらくそのままの格好でいろ」
光秀は文机へ戻り、紙に筆を走らせる。時々筆を置き、じっくりと視姦する。
自分だけ裸で、恥ずかしい格好をさせられて、それも秘部が丸見えで、さらに放って置かれて、見つめられて。
さえりの身体はだんだん熱くなってきていた。とろり、と蜜壺から蜜が溢れた。
「ほう……見られているだけで、感じているのか」
光秀が羞恥を煽る。
「光秀、様……」
さえりは熱っぽい瞳で、光秀を見つめた。
いつもみたいに、触れて欲しい……
だが光秀から発せられた言葉に、さえりは耳を疑った。
「自分でしてみろ」