• テキストサイズ

Last present(裕太くんB.D記念)

第2章 蝕む病魔


数日後。


裕太「じゃあ行ってくるけど、俺がいなくても無理しちゃだめだよ」
「わかってるよ」
裕太「何かあったら、直ぐに電話して…………あー、何もなくても電話して」
「うん、そうする」
裕太「………」
「大丈夫だよ(笑)急がないと、マネージャーさん待ってるよ」
裕太「う、うん。じゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃい、頑張ってね」




後ろ髪を惹かれるように、裕太はツアーに向かった。







裕太の足音が聞こえなくなると、私はその場にしゃがみこんだ。

本当は立っているのも辛かった。
けど、裕太に余計な心配をかけたくなかった。





「お願い、もう少しだけ頑張って…………お願い………あと少しだけ………」



/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp