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【黒子のバスケ】キセキと私。

第16章 火神君家に居候




『・・・というわけですね、はい。』


火神「・・・。」


とりあえず家に入れと言われ、ここに来ることとなった経緯を話せば、火神君は困った表情をした。


火神「・・・他に誰もいないのか?」


『・・・うん。』


火神「・・・ほんとーによく考えてもいねーのか?」


『いないからここにきたんじゃん!!』


火神君は、はぁ。と軽く息を吐いた。


火神「・・・仕方ねー。なんも接待できねーけど文句言うなよ。」


『っ!!本当にありがとう!!!!』


あ、二泊三日で!と付け足せば、もーなんでもいいわ!と言われた。


*****


『ってか、一人暮らしにしては大きいねー。うちも一人暮らしだけど、こんなに大きくないよ。』


しかも、男子高校生とは言いがたいほどキレイだ。
というか、必要以上に物が置いてなかった。


火神「ふつーだろ。っつーか、オレん家にくること誰かに言ったのかよ。」


『えーーと、言ってない。言ったほうがいいかな?』


火神「・・・いや別に、言わなくてもいーだろ。」


『そっか。』


たしかに、勢いで火神君のところに来ちゃったけど、私は女で、火神君は男。

これって、ヤバイのかな・・・。
どーなのかな・・・。

そこんとこに疎い私は、何も考えず来てしまった。


『(・・・まぁ、火神君だし、大丈夫かな。)』


そう、軽く考えていた。


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