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イケメン戦国〔瞳に魅せられて〕

第8章 軍神と魔王


『こんにちはおじさん』


「おや、お嬢さん
安土に帰ってきたのかい?」


ここは安土城下にあるお食事処
つい先ほど安土へと帰ってきた葉月は
店の店主に会うためにやってきた


『帰ってきたと言うか
逃げてきたんだよね・・・』


「ん?何か言ったかい?」


『ううん何でもないです』


また来ますねと
挨拶だけして葉月は店を出た


どういう言い訳をしようかと
考えながらゆっくりと城下町を歩き出した
その後ろ姿を見つめる男に気付かずに


そのころ安土城では広間に武将たちが集まり
軍議を開いていた


「信長さま斥候から伝令がきました」


そこに先ほどまで葉月をつけていた
光秀の斥候が使いにやってきた


「"葉月が帰ってきた"と」


「なっ!
まさか一人で帰ってきたのか!?」


「その様だぞ秀吉」


「やっぱり帰ってきたか」


「・・・・・葉月は人質には向いてないですからね」


「やはり軍神には葉月は扱えぬか」


軍議を開いていた武将たちにどよめきが走る
くくっと信長は喉で笑い
光秀に迎えに行くよう指示を出した


城下町をとぼとぼ歩いていた葉月は
光秀に捕獲され城の広間に連行されたてきた


『帰って来ちゃいました』


居並ぶ武将たちを前にして
苦笑いをこぼしたながら葉月は挨拶をした


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