第25章 夏の誘惑＊前編【降谷零】

「そんなに見るなよ……恥ずかしいだろ」

「だってかっこよすぎる……」

「じゃあ僕も遠慮しない」

「えっ！あっ、そこ、は……だめ！」


脚を大きく開かれてしまって。零の顔が中心に下りてくる。もっと彼の姿を見ていたかったのに……じゃない。恥ずかしい！


「やだ！そんなとこ……やっ！」

「らしくないな……いつもは僕に従順で、して欲しい事、全部先回りして準備してくれてるのに……」

「それはっ、仕事の……あっ！」


秘部を横に広げられ、唇が付けられる。舌を下から上へと這わされ、蜜を舐め取られて……

上の突起に小さくキスをされた瞬間、快感が走る……


「っあぁぁ……っ！」

「可愛い……ココ弄られるの好き？」

「……すき……」

「じゃあ……いっぱいしてあげる……」


ジュッと吸い付かれて、軽く吸ったまま舌先で秘芽をそっと弄られる。弱い刺激でも、腰がヒクヒク動いてしまって……零の顔に押し付けるみたいに揺れてしまう。

気持ちよくって、意識がボヤケてくる……

それでも、蜜を溢す口の周りを彼の指がなぞっているのは分かる。クチュクチュと音を立てて、蜜を絡めた指の先が、入ってくる……

ほんの少しだけ埋められた指が、浅い所で入り口を拡げるように動く。


「っぁあ……あ、ぁ……」

「ココ、動いてる……」

「あぁ……っん、ぁ……」

「早く入ってきて、って言われてるみたいだな……」

「ん……あ、あぁ……零……ああぁっ！」


そう思うなら、入れてくれればいいのに。早く欲しいのに。

秘芽をチュッと吸われると、意思と関係なくソコが締まって、彼の指を僅かに感じて……物足りなさに奥が疼いて止まらなくなる。


「こんなトロトロにして……ヒクヒク動いて……必死に指に吸い付いてきて……」

「……れい……おねがい……っ」

「……足りない。もっと欲しがって……」

「ぇ……ぅあっ！あ、あぁ……」


再び秘芽を吸われて、チロチロと先を舐められる。

でも相変わらず指先は、ソコでゆっくり動かされるだけ……

気持ちいいのに、全然足りなくて……泣きそうになってきた。

腰がゆらゆら揺れて、留まりきれなくなった蜜がお尻の方へ垂れていく。


「れい……ほしい、よ……っあ、あぁ……いれて、もっと……」

「……ほんと、可愛いよな……」