• テキストサイズ

高嶺に咲く【BTS】

第10章 新プロジェクト


彼女と3人が出会い、1年、

彼女は3人にある提案をするため走る。


「あ!オッパ達!いた!」

「おう?サユどうしたの!?」

「アン?なんだ?」

「サユ…一旦落ちつこうか……」

彼等は驚き声を漏らし、

彼女は嬉しげだった。

「何か?いい事あった?」

「はい!皆さんと会って1年経ったので!いい機会かと思って!」

「へ?」


「私、毎年、BIG HITの方とコラボしているのですが、……………」


初耳の事に顔を見合わせる3人、

「オッパ達ともやりたくて…声をかけました。…」

嬉しかった。つまり、彼女は俺達とステージを作りたいと言ってくれてるのだ。


「なんで?俺達デビューとか何もない練習生だよ?他にも練習生いるしさ……」

「っう?嫌ですか?」

彼女の誘いは嬉しい、が、彼等は考えたのだ。

俺達がもし、彼女のステージに出たら、
確かに最高かもしれない、けど、今まで、一緒にしてきた仲間を裏切る感じもする。

だから、誘いに乗りきれなかった。


だけど、彼女もそれに気づいたのか、こう考えを変える。

「そうですね…他にもいますし、

…………じゃあ!練習生プロジェクトにします!」

「練習生プロジェクト?」

「皆に音楽作ります!」

「え!?それ本気?サユ何人いると思ってんの?」

確か、50人以上いたはずだ。

「頑張ります!皆さん頑張ってるから……知って貰いたいんですよ……そもそも、この毎年の企画は、BIG HITを知って貰うためプロジェクトだから……」

彼女は笑う。それは今までにないくらい楽しそうに、

そんな彼女を3人はクシャリと撫でた。

「楽しみです!あ!ナムオッパは前に作った曲にします?」


「あ、?なんだそれ?俺聞いてねぇんだけど……」

「あっ……」

「ナムジュナ何?ずるいなあ、サユ、まァ、頑張って!」


3人に励まされ、去って行く彼女は
心の中で呟いた。

皆の音楽…絶対、最高にしてみせます!
/ 176ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp