第7章 彼シャツ 皆木綴 甘裏
MANKAI寮in談話室
パラッ
万里『【彼女にして欲しい格好特集】ねぇ』
太一『ん?万ちゃん何読んでるんすかぁ?』
万里『んぁ?雑誌の特集で彼女に着て欲しいやつのランキングだってよ』
一成『なになにー?俺もちょっと気になるー☆』
太一『綴くんも一緒に見るっすよ!』
綴『俺も?まぁいいけど。』
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万里『やっぱり1位はこれだよな』
太一『わかるっす!おれっちのシャツを彼女が着たら…あぁー!』
一成『たいっちゃん興奮しすぎ☆まぁ、でも一回は想像しちゃうよねー!袖から指先出てるのとかめっちゃキャワタンだよね!』
綴『あぁ、確かにいいよな。』
万里『ま、そんなのやってくれる女なんて、そういないからな』
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in102号室
『ってゆー話になってな』
「ふ〜ん、みんなそうゆうの好きなんだ」
『みんな年頃だからな、妄想の1つや2つするだろ』
「綴はそうゆう妄想するの?」
『俺か?まぁ、しないって言ったら嘘だな』
先ほどの年頃男子の集いのあと、それぞれ自室に戻って行った。
綴が部屋に戻ると、めぐが部屋の前にいた。暇だから本を貸してほしかったらしく、部屋に入れて今に至る。
「ふ〜ん、じゃあ妄想を現実にしてあげよっか?」
『?』
「彼シャツ?だっけ。今してあげるよ」
『…めぐ、熱でもあるのか?』
「わたしも一回やってみたかったんだよねー、ってことでシャツ借りるよぉ」
『ちょ、本気か!?』
「うん、本気。あ、シャツあったー。さすがに着替えるとこ見せらんないから後ろ向いてて」
『あ、そうだな…じゃなくて!』
「今こっち向いたらどうなるか、わかるよね」
『はい、向きません』
「よろしい………はい、出来た!見て見て!」
『うぅわ、やば…』