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満開桜

第39章 BRIDAL


いづみ『今日みんなに集まってもらったのは、新しく結婚式場がオープンする予定で、そこのオープニングセレモニーで公演して欲しいっていう依頼が来たの!さらに、当日来た人の中から式場のパンフのモデルも選ばれるんだって!これは劇団の名前を知ってもらうチャンスだから行ける人は是非参加して欲しいの!』
稽古場に全員が集められ、依頼の説明がされた。当日行くことになったのは7人。綴、至、一成、三角、太一、臣、紬に決まった。
いづみ『とゆーわけで!7人は当日の説明をするので残ってね!他のみんなは解散してもらって大丈夫です!あ、めぐちゃんと幸くん、莇くんは残ってもらってもいいかな?』
「はーい」
幸『ってことは俺たちはスタイリストとして参加出来るってこと?』
莇『マジか』
いづみ『うん、衣装は向こうにある物を使ってもらえればあとは自由にしてくれていいって先方から話があったの』
「へぇ、結構自由がきくんだね」
いづみ『うん、それが一番の売りみたい!今回はわかりやすく童話のモチーフをコンセプトにお願いしたいって!』
幸『ふぅん、じゃあ小物も持ち込みオッケーなの?』
いづみ『大丈夫だよ!』
莇『メイク道具もか?』
いづみ『もちろん!向こうで用意してる物も自由に使っていいって!』
「2人の目がめっちゃ輝いてるね」
いづみ『なかなか体験できないから、いっぱい吸収して公演に活かしてね!なので、後日衣装合わせと打ち合わせに行くので来週の土曜日の午前中はみんな空けといてください!撮影本番は10日後です!』
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撮影当日式場
スタッフA『お待ちしておりました。打ち合わせは主宰の方のみで大丈夫なので、他の方々は衣装合わせをよろしくお願い致します。』
いづみ『私も打ち合わせ終わったらそっちに行くね!』
「わかったぁ」
スタッフB『では、ご案内致します。』
連れて来られた衣装部屋はドレスとタキシードがずらりと並んでいてメイクもすぐ出来るようにコーナーも設けられていた。
「よーし、とりあえず全員着替えて来てー」
数分後、綴と三角は王道の黒のタキシード、至と一成は白のタキシード、太一と臣は明るめのネイビー、紬はシルバーグレーのタキシードを着て出てきた。
「おー、みんなそれっぽーい」
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