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私の恋人は天使でした。

第1章 天使



『うっ…うう…』



雨の中


私は重い足取りで

どこへ行きたいのか

どこへ行けばいいのか


そんなことも分からないまま


ただ歩いていた



傘なんて持っていない


せっかく気合いを入れて
時間をかけたメイクも

お気に入りの服も


雨と涙のせいでぐしゃぐしゃ


『なんなのよぉ~…』




今日、


私は


1年付き合っていた彼にフラれた



仕事の予定もなかなか合わなくて

連絡を取るヒマも無くて



それでも私は

彼のことを想い続けていた


今日たまたま二人の予定が合って


すごく楽しみにしていたのに



待っていたのは…





「梢…


別れよう…」




最初は冗談だと思っていた


だけど



「…他に好きな人ができたんだ」

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