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【降谷零】意地悪すぎだよ!降谷さんっ!!~翻弄しすぎの上司~

第12章 遊園地


「安室さん、遊園地、行きません?」
「遊園地ですか?」

突然切り出された遊園地行き。『うーん…』とひとしきり考えていた。その間にも蘭と園子の2人もあれこれと話を出してくる。

「そうそう!!梓さんから聞きましたけど、彼女!!紹介してくださいよ!!」
「そうですよ、写真とかでも…」
「いえ、それは…」
「わかったぁぁー!!……彼女って言っても相手、男の人なんじゃ…!!」
「それなら安室さん以上にイケメンって事?」
「待ってください、僕だって普通に男ですよ?男性とお付き合いは無いですよ。」
「それじゃぁ…」
「彼女みせるか、私たちとトロピカルランドに行くか!!どっちにします?」
「……解りましたよ。負けました。行きましょう?」

そうして3人の押しに負けた安室は遊園地域を承諾した。ちょうどその日は非番になっている。情報収集であったり、新たな発見にも得るものはあるだろう。そう考えていた。

「あ、すみません。」

そうして震えだした携帯に出る安室。

「はい、もしもし?あぁ、どうしました?」
『今情報が入りました。来週、トロピカルランド内で№0894の関係者が集まるという事です。』
「そうですか、解りました。ありがとうございます」
『では』

そうして短い電話は切れた。興味津々でみられている安室。『予約していた商品が届いたそう』と交わしていた。

翌日、降谷は署に着くと風見と雅を呼んだ。

「来週の土曜日、トロピカルランドに行ってくれ。私服でな」
「え…しかし、その日は…」
「あぁ、昨日君からも聞いている。僕はちょうど誘われてね?その日そこに行く用事が出来たんだ。非番だからと約束をした後だったから…」
「それって…」

雅を見る風見。しかし雅は『違うよ…』左右に首を振る。

「スーツで遊ぶところじゃないだろう?だから、君たちには私服で向かってもらいたい。僕も当然私服で行く。何か進展があればその都度連絡してくれて構わない。」
「しかし誰と…?」
「ポアロに良く来る、ほら、蘭さん達、それに梓さん。それから毛利先生と、コナン君。合計6名だよ。」
「しかしそれでは降谷さん動きにくいのでは…」
「だからこその君たちだろう?昼食場も同じにすればいい。問題は無いはずだ。ただ、犯人にバレさえしなければ、な?」

そう話していた。
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