第15章 愛し君に… シンドバッド [完]
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朝起きると何だがクラクラした。
何だがとてもシンに会いたくなった。
『……ッ!』
頭痛い…吐きそう、苦しい。
頑張って起き上がりベットの隅に座る。
『……シン…』
力が出ない足でなんとか立ち上がって部屋を出た。
壁伝いに歩くのが精一杯。
世界が二重三重にも見える。
『シン、どこ?』
泣きそうな声でシンドバットを探す。
アリ「おい!大丈夫かよ?」
訓練が終わったのか少し汗の匂いがするアリババが駆け寄ってくる。
『アリ、ババ…』
泣きそうな声でアリババを呼ぶ。
アリ「んで、そんな状態で外で歩いてんだ!?普通部屋にいるだろ?」
ふらつくを支えるアリババ。
『シンに…会いたいッ……』
アリババと会って安心感が生まれたのか泣き出す。
アリ「あぁ、もう!」
アリババはを姫抱きにするとシンドバットを探しに走る。
アリ「この時間いるとしたら、執務室だよな…」
そう呟くと執務室まで走る。
は腕の中でぐったりとしていた。
執務室_____
コンコン_____
アリ「シンドバットさん!いますか?」
息を切らせながら中にいるか確認をとるアリババ。
シン「アリババくんか…入っていいぞ!」
奥からシンドバットの声が聞こえた。
『……シンッ』
アリ「ちょっと待ってろって…」
アリババは扉を開けシンドバットの元へ行く。
シン「ッ!?」
アリババの腕の中でぐったりとしているに驚くシンドバット。
『シンッ……!!』
熱のせいだろう真っ赤の顔でシンドバットへと手を伸ばす。
シン「。」
シンドバットはアリババからを受け取る。
ジャー「アリババくん状況説明を…」
アリ「はい。訓練が終わって歩いてたらが壁伝いにフラフラ歩いてたんで…
声かけたらシンドバットさんに会いたいって泣き出すから連れてきました。」
以上です。とアリババは言う。