第1章 すれちがい
電話する前は雅紀と話せるって思って嬉しかったのに、さっきの電話で雅紀の声を聞いてから不安で仕方がない
ずっと隣にいる智くんのことも忘れるくらい雅紀のことしか考えられない
智「翔くん どうだった?」
翔「雅紀どうしたんだろう… 大丈夫かなぁ…」
智「翔くん?」
翔「雅紀…」
智「翔くん!」
翔「あっ 何?」
智「何って… どうだったの?」
翔「あぁ どうなんだろう 俺にも分かんなくなってきたよ…」
智「そっかぁ…」
翔「智くん ごめんね…」
智「いいよ 翔くん元気出して!」
翔「ありがとう…」
あれ?
慰めるほうと慰められるほうが逆になってない?