第1章 すれちがい
(Nside)
俺だって大野さんが本気で俺のことを嫌ってるとは思っていない
それじゃなきゃ、楽屋で一緒にふざけることもしてくれないと思うし
俺の話を聞いて一緒に泣いてくれる相葉さんは、やっぱり優しい
でも電話に出たときの相葉さんがとても困った顔をしてて、俺のことで相葉さんを困らせてると思うと申し訳なく感じてくる
やっぱりこれは自分で解決しなければいけない問題なんだって、自分が助けてもらって周りの人を困らせたら意味がないんだって感じた
これ以上相葉さんに迷惑はかけられない
俺は一人でも大丈夫