第8章 やはりコイツはクソ女だ
「ハンジさーん!」
聞き覚えのある声が背後から聞こえてくる。
「あ、ペトラ!どうしたの?」
私の方に小走りで、かけてくるペトラは何故かにやにやしていた。
「ハンジさぁんっ!昨日はどうだったんですか!?」
ペトラのやたらと高いテンションについていけない、今日この頃。
……私も、歳かな…
自分の無気力感に悩んでいたら、再びペトラから質問を投げかけられた。
「………やっぱり、兵長、激しかったですか?」
小声なのは何故だろう。
そして、なんのことを言っているんだろう、この美少女は。
「なんの事をさっきからいってるのさ?リヴァイがどうかしたの?」
ペトラは一瞬きょとんとした顔をして、
「またまたぁ!ハンジさん冗談を~!」
と、笑いとばした。