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赤司家の兄妹【黒バス】

第5章 暗雲低迷







キーンコーンカーンコーン──────…





午後4時半。

放課後を報せるチャイム。
響き渡る音色は校内を駆け巡る。


空の支配者は黒い雲。
時折落雷の音が耳を劈く。

未だ雨水の姿は見られないが
いつ降ってもおかしくない悪天候。


帰宅準備を済ませた生徒たち。
解放感に満ち溢れ、次々と教室を出て行く。



それとは対照的に、物憂げな少女がひとり。
その風貌はまるで映画のワンシーン。



少女は第一体育館を視界に入れたまま停止。



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