• テキストサイズ

赤司家の兄妹【黒バス】

第6章 脆い壁




白い紙。
気付かずに上から物を入れたため、
少し汚くなってしまった。

丁寧な四つ折りを開く。



《試合、行ってくる》




丁寧な文字。短文。
誰が書いたかなんてすぐ分かる。


いつも試合前は机の上に置いてある。

捨てられなくて、机の中にしまう。
増えていく紙切れ。兄がくれる宝物。

部屋に入れないから、カバンに。


「気づかなかったら、どうしたの…」



また。好きにさせる。
私から離れてくれない。




「……ふっ」


嗚咽。胸が苦しい。
視界が歪む。

やっぱり好き。
私は、諦められない。



/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp