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真選組十番隊隊長原田右乃助と女中ラブストーリー

第1章 女中





寝所を飛び出すと、

私は用具室に飛び込んだ。






ここは、

滅多に隊士さんがやってこない...

私自身の休憩時間にも利用する、

唯一の心が休まる場所の一つだ。






“ガラガラッ...バタンッ!”







「なっ、なんで!!?

この写真が...?!

誰が撮ったの!?いつ撮ったの!?」







息を切らしながら、

胸元から写真を取り出す。







その写真には...






薄い長襦袢で

長い髪を垂らして...

“誰か”の背中をマッサージしている私が

映っている。







「いったい....誰....」







分からない恐怖が私を襲う。






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