第1章 女中

隊士さん達が夕食を終え、

入浴ラッシュで寝所がガラ空きになった頃を

見計らって、

私は寝所のお掃除に向かった。







“ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ...”








「失礼します。」








広い稽古場のような、

寝所の引き戸を開けると、

電気がついたまま...

布団が乱れて..ヒドイ有り様になっていた。






(誰がどの布団か、

この状況で分かるのかな？💦)









「あははっ...早くやっちゃおぅ..」







隊士さん達が戻ってくるまでに

終わらせる為、

せっせと動きはじめた。






乱れた布団を畳んで端に寄せ、

まずは部屋の中央から掃き掃除。

中央が終わったら今度は布団を中央に寄せ、

端を綺麗に掃き掃除....






掃除は順調に進む。








「ふぅ...今日は隊士さんが、

戻ってくるまでには終わりそうね(^^)」






折り畳んだ布団を広げて、

整えていると...