第1章 悪,夢,のはじまり,?
今日は定時で早めの帰宅。
佐々木 奏
23歳、OL。
まだまだピッチピチです。
ガチャ
?「おかえり。」
『私、家間違えました?』
?「いや。」
家は間違えてないらしいけど……
『じゃあ……』
?「でも、この家じゃなくてこの隣のおっきい家にこれから住むの。俺らと。ごめんね。急にだけどちょっと来て。俺、歌い手のうらたぬき。好きなように呼んで。」
そう言われてやってきたのは、シェアハウスだった。
う「入んないの。怖がらないで?みんな優しいから。」
貴『お、お邪魔します……』
これは悪夢の前兆に過ぎなかった。