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【R18】なんの罰ゲームだよ【赤井秀一】

第3章 夢の中の住人A




またもや沖矢さんは
喉の奥でククっと笑った


沖「…映画の見過ぎですよ」


『えー…スパイじゃ無いのかぁ…』


期待した分、
物凄くショックな気分を味わった


ただの大学院生かよ…メガネ


やっぱメガネはメガネだな


沖「とりあえず身の安全の為に
1人での外出は避けるように…」


『はーい!』


…そういえば沖矢さんは
新一とコナンくんが
同一人物だと知っているのかな…


コナンくんは沖矢さんの前で
子供のフリしてたけど…


うーん…と再び頭を悩ませた


沖「…ふふっ」


なーに笑っとんねんこのメガネ!


『なんですか!』


沖「すいません、あまりにも
表情をころころと変えるもんですから
それが可愛らしくて…つい」


か…可愛い…だと!


『…なっ…何言ってるんですか!
このメガネ!』


私は沖矢さんの胸板を
ポカポカ叩いた


メガネのクセに胸板が厚い…!


生意気だぞー!


両手をメガネに掴まれて
私の攻撃を阻まれる


沖「そんな攻撃は効きませんよ」


『離せー!メガネ割るぞー!』


私は体をジタバタさせた


沖「こらこら、悪い子の
晩御飯はピーマンの肉詰めにしましょうか」


その言葉を聞いてピタッと
体の動きを止めた


『…ごめんなさい』


私はさながら
シュンとした子犬の様だろう…


沖「はい、いい子ですね」


と、沖矢さんは両手を離してくれた


沖「それで…何を考えていたんですか」


『…うーん…
なんて言えばいいんだろう…』


沖「あのボウヤの事ですか?」


なんで分かるの…!
エスパーかよ…!


私は驚いた顔をしながら
首を縦にぶんぶんと振った


沖「…知っていますよ
あのボウヤの正体なら…
ですが、彼は私には
隠したがっている様なので
気付いていないフリをしています」


『なるほど…!』


メガネ、優しいな…!



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