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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第4章 〇〇くんのおよめしゃん


 翔side

 カズ『あ、俺二宮和也宜しく!』

 フイに後ろから二宮和也と名乗った男性というより男の子? 20歳前後? ……

 まイイヤ、助けて貰ったし、送って貰って悪いけど……人をばか呼ばわりして……

 最初に感じた違和感? 表情もだけど、あの警察官……松本さんと知り合い? 

 無駄に人間観察をして、表情を読む、本音と建前を見抜こうとする癖が付いてしまって……

 基本人間は自分が一番……

 二宮……さんと松本さんは目と目で会話していた。

(家に)着いた……結局送って貰ったし……近くで良かった……(通常歩いて本屋10分)けど……雪で30分位は? 今更だけどさ、家何処なんだろう? 遠回りさせたんじゃ? 

 翔「……あの……着いたんで……色々有難うございました。じゃ……」

 カズ「お! 素直《笑》近くだから……いいか? 見に覚え無い事は無いと言うんだぞ?」

 少し良い人って思いかけて……私も黙って居れば良いのに……

 翔「素直に話して分かる人ばかりじゃ……止めた、ですね、気を付けます、じゃ」

 挨拶もソコソコに家に……入る


 翔「え?」


 ーナンノニオイ? テツ? ー

 ーナニコレ? ー

 ーア、デンワシナキャ……ー


 ──ピーポーピーポ──

 ──ウーゥ──


 翔「お姉ちゃん……」

 床に横たわる姉……

 視界の角を軽く捉える……

 見た光景……は……そういう事何だろうけど……

 反対じゃなくて? 

 妃那「ゴメン翔ちゃん……」

 鮮血にまみれた右手で……私の
 頬を撫でて……意識を失った姉……

 翔「妃那《ひな》ちゃん!」


 ゥー

 視界の角からうなり声……

 ナニヲシタノ? 

 ナニガアッタノ? 



 ガタッ……

 イイヨ、オネエチャンダケ、クルシムナンテ……カワイソウダモン……

 向かって来る人……もう……私苦しまなくて良い? 

 ────────────ー

『大丈夫ですか?』

『全員救急車に!』


 潤「翔!! ……」

 救急車に乗せられる前……潤さんの声……


 カズ「嘘だろ……」


 ナンで二宮……さ……ん? 


 ソコで意識が……途絶えて……



 


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