第26章 いっちよに入ろ!

　けど、その気持ちが嬉しくて……　裸ん坊の悠紀香ちゃん待たせるわけにいかないから、とりあえず泡を流して、お風呂浸かった後、外で待っている先生に悠紀香ちゃん託して


　それから自分の髪の毛洗う続き。リハビリで髪の毛洗う専用の櫛をもらったけど、時間掛かるなって


　悠紀香ちゃんの気持ちが嬉しかったの


　純粋にお手伝いをって……　そんな純で無垢な気持ち……

　人はいつ忘れてしまうんだろ？　……


　変化？　してまうんだろう？　


　ん？　二宮さん、し、失礼な!　


　お風呂から上がって、部屋に戻る途中、携帯で電話している二宮さんに遭遇


　私の顔を見て、慌てたた様にリビングの方に。後ろに談話室があるんだからそこに……


　じゃない人の顔見て逃げるとか!　

　超失礼!!　


　カズ『……やっと笑顔が。悠紀香ちゃんって子と一緒に……』


　聞こうと思って聞いたんじゃ

　聞こえたの!　


　私の事話してるよね？　

　相手はきっと潤さんでしょ？　


　ぐるぐると最近考えている事

　二人知り合いなのは確かで


　そこに智さん、相葉先生まで絡んでいるって事……


　四人それぞれの働らきで、私の今がある訳で……


　フイに談話室の扉が開いて


　施設長「翔ちゃん、お客様が……」