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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第15章 勝ち負けじゃないけどさ…


 翔side


(二宮さんを智さんと思って?)

 どうしよう……話す事? 私にも話したい事あるんだよ? でもね、話そうって思うと胸がドキドキして……どうしよう? どうしよう? ってなって……声が出なくなるの。

 カズ「そうだよね。あの日スンゲー怖い思いしたんだもん。あんま話したくないよね? ゴメン翔ちゃん」


 ……二宮さん。いつもさりげなく助けてくれて……てか、助けられてばかり? ……私、ヤッパ、お……バカ? ……せめて、"お"の付くおバカって思われ……

 べ、別に思われなくても良いのに……二宮さんて何者は? ホントに18歳なの? 


 でもね、スって気持ち楽になってあの日の事を 

 ……あれ? そうか……おかげで気付いたの、あの日何があったか


 翔「物事には……タイミングがあるんだね……」


 カズside

 翔ちゃんには話すきっかけを……って思ったんすけどね……マタ先走って……なんか悟ったよ。ねぇ翔ちゃん? 

(なんか百面相してて、おもしろ……可愛いし(笑ww))

(物事には……タイミング……ね……)


 智side

 あ! 妃那ちゃんもしてた……翔ちゃんに話すきっかけ……『翔ちゃん、ぱぱ、ままにテスト、ね?』

 自然にさりげなく……

 勝ち負けじゃないけどさ……

 オイラは、あんまり……

 ……出来なかった……

 翔ちゃんの気持ちを思ったら……

 寂しかったよね? 

 それを二宮くんも自然に……


 なんか急に……吹っ切れたみたいにさ……


(物事には……タイミング……が?)


 翔side


 翔「智さん、そうよ。お姉ちゃんはいつも味方だった……」


 話す前に感じたタイミング……話すうちに……ほんの少しのタイミングのズレが……物事のタイミング、出来事が納得いくもの、いかないもの。に、なるのを決めるのは……


 やはりそうなんだよね? 






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