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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第12章 おバカさん


 という事で……今回も同じパターンで……話聞いて無い為に

 翔「なにこれ? フリースクール? 4人組退学?」

 相葉先生ね『考えよう』と言いつつね? 翔ちゃんが上の空で頷いたから資料を…… 松本さんの報告も伝え直して……

 カズ「全くさ、考え事の最中にこちょこちょ言ってた二人も悪いけど…… 二人、手続きとかで帰ったよ。一生懸命考えてくれたみたいだしね? それにさ、俺に言いたい事話してみ? 練習と思って。で、大野さんにも翔ちゃんの気持ち伝えなくちゃ。じゃないと、ね? 黙ってたら損だよ? おバカさん」

 さあて、そろっと大野さん来ますかね? 

 図々しくペットボトルのお茶を冷蔵庫から出して……

 異様に気になって仕方無い……大野さん

 翔「どうして? バカからおバカさんに……?」

 カズ「アハハ! えー? スンゲー拘るね? (笑)おバカな子ほど可愛いな。不器用で目が離せないな。俺の中での誉め言葉のおバカ?」

 翔ちゃんの気になるポイント可愛いし(笑)

 貴女が聞くから答えたんですよ? 紅くなっちゃってさ……

 ーコンコンー

 翔「はい……」

 智「あれ? 翔ちゃん?」


 少し、表情がねいつもより柔らかかったからね、翔ちゃん……

 驚いたんだろうな……大野さん

 翔『……私、皆に見えてる?』


 心の中で言ったつもりだろうけど聞こえたの……

 うん、翔ちゃん俺にはバッチリ見えてんの


 笑顔を見つけてあげるから……




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