第10章 離れるなんて出来無くて

　コンコン

　無情にも

　看護士『面会は終わりに……』

　あの状態の翔ちゃんを……残して？　


　外に出された男３人

　相葉センセは

　雅紀「考えて来た事話忘れた!」

　って、俺も悪いけど……ばか？　張り合い、イジって）


　松本さんは妃那さんと大野さんの電話の会話の一部だけ、聞いたというか聞こえたところ……

　潤「声がね大きくて、珍しく……聞こえて『妃那大丈夫なの』って……」……

　雅紀「松本さん、大野さんと知り合いなんだ？」


　前言撤回相葉さん鋭いスね……俺もっ、俺が、ばか……俺がイジったりしたからだもんね?　話忘れたの……


　カズ「翔ちゃんの心配は？」


　翔ちゃん……も怪我したのにね？　


　諦めの……表情の訳……


　本当に、あの状態で一人……残して……何で俺帰えって来ちゃったの？　


　電話、mail 、誤解と意志疎通の行き違い？　

　だって……

　翔ちゃんを心配して無い訳無いよ？　

　何となく、朧気に見えた人ちゃんの心の叫び……


　今日出逢った、女の子

　時間じゃない

　今は……明日になってしまうけど……逢いに行くよ……

　これからずっと……逢いに行くから……