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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第23章 パンが食べられない愛実ちゃん


 翔『ちょっと相談に乗って頂いて』

 施設長に紹介したら

 施設長『翔ちゃんと珠ちゃんの知り合いなら、信用してます。彼女達の支えになってあげてください』

 そう言って下さったの

 翔「30代の女性が、同じ様な言葉を言われるシチュエーションや、人。どんな場合だと思いますか?」

 雅紀「結婚?」

 カズ「お姑さん自分の親?」

 珠稀「新婚姑と舅ダブルで」

 翔「旦那は味方してくれない」

 カズ.雅紀《言葉にトゲが……》

 翔「気持ちは分かります! でもそれを、何の罪もない子供にぶつけるなんて! 愛実ちゃんと玲くん前の施設で、赤ちゃんの時から一緒で。玲くん、今の小学校とは違う学校に入学して50代のベテランの女の先生で、余り対応良くしてくれなくて。クラスでトラブルが起きると玲君が…… そんな空気に持ってく様な先生で。一度なんか、覚えの無い事で、ある生徒の家にまで謝罪に行かされたそうなんです。施設の課題でもあるんですけど、大人数の所で施設側も熱心には事を調べたりしてくれ無くて。その後に、ある男の子が『自分がした』と先生に告白して。きっと、上司に注意されたのか、二年後に愛実ちゃんが入学してから、不幸な事に又その先生に当たって。引っ込み思案の愛実ちゃんにちょっと辛く当たって。頑張って一年間は通ったんですけど……『余りにも酷い』と保護者達が……立ち上がって……クビになったそうですけど。玲くんと愛実ちゃんは、この園に来る事に……」

 カズ「あり得ないけど……」

 二宮さんは察しの良い人だ

 翔「二人が…… 施設出身だから? ……愛実ちゃんパンが食べられないんです」

 カズ.雅紀「パン? どういう事?」















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