第121章 子供達のX'mas

　12.25（火）
X'mas

　子供達は、各々過ごしていると思ってたんですがね……

　俺が、講演の打ち合わせのために出先から園に戻ってくると

　颯汰「那緒は、あの通りだから心配いらない。瑠璃と健は、智さんの家にパーティーに出掛けてて大丈夫。玲と愛実は相変わらず、仲が良い。問題は……　鈴奈が参っちゃった事で、連動して知抄と萌も…… だから、俺と奏汰、俺達も関係ある話だ。で、拓と凛にもトラブル発生」


　ナゼにそんな事に？　

　翔ちゃんが、鈴奈ちゃん達。珠稀ちゃんが拓くん、凛ちゃんの話を、聞いているらしいけど……


　翔「颯汰くんと、奏汰くんに、鈴奈ちゃんの気持ち伝えたら『後は俺達が。翔ちゃんは、カズさんと楽しんで来て』って言われちゃいました……」

　そして、珠稀ちゃんも拓くんに『凛の事は俺が……』と言われたらしく…… 後日、それぞれ報告頂いたんですけど

　男の子達の、女の子達に対する想いの強さに感嘆し、ちっちゃくても尊敬の念を抱いたんだ

　翔「どうしていつもあの子達ばかり……」


　翔ちゃんの涙…… 本当にね？　理不尽だね……　

　翔ちゃんもずっと、こんな思いを抱えて来たの？　

　俺が守ってあげるから…… 泣かないで……



　しばらくして落ち着いたのか


　翔「麗佳ちゃん、時田先生にプロポーズされたって泣いて喜んでました。御祝いしなきゃ」


　マジ？　時ちゃんに先越された……


　カズ「御祝い明日でも良いかな？　翔ちゃん、お話があるんだ」


　麗佳ちゃんおめでとう


　さて。X'masパーティで、園に保育園の女の子達５人を招待した那緒ちゃん……

　モテすぎも辛いな…… 那緒ちゃん

　今日はX'mas

　翔ちゃん……　俺の想い伝えるから……