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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第114章 男のケジメ


 智「の割に、そういう事するか? 昨日『話し合え』って言って『何もかも言う事が正しい訳じゃないけれど、何でもお互いに想いを伝えあっていこう』そういう話しをしたんだ。って二宮くんに聞いたけど…… 二人はさ、自分が特に気を付けないといけない事分かる?」

 カズ「俺は、ここは大事な場面。って時でも、相手を煙に巻こうとしてしまったリ、誤魔化して本音を中々言わない所……」

 翔「私は、言って良い事。言っちゃいけない事? どっちだろう? と考えてしまって。言わない事で、相手に誤解を与えたりしてしまう所」

 智「それだけきちんと自己分析が出来てるなら大丈夫だ。それを使っても良い場面、そうでない場面を間違えたり、ずっと、そんな事続けていたら…… 不信感が増して、誤解が生じて、スレ違う原因になってしまう。それに気を付けて二人に頑張って欲しいんだ。俺は」

 カズ.翔「ありがとうございます」

 潤「流石。大野さん、奥が深い。やっぱすげぇな」


 杏さんと、梨佳さんは頷いていて


 敦「全く。二宮くんは、強運の持ちと主だな…… 親父と美樹さんが来るの遅れて良かったな」

 カズ「確かに。俺の態度や、言葉を見られたり聞かれてたらお付き合の許可なんて…… 出そうも無いですもんね?」


 やはりその事が目的で

『男のケジメ』

 って言って下さったんですね? 

(何か緊張して来た……)


 大野さん、敦さん兄弟に。杏さん、松本さんと梨佳さんも揃っているこの状況


 ……カチャ……

 開いた扉の外…… 凄い機嫌の悪そうなパパが…… そして美樹さん……

 困った様な、何とも言えない表情でパパの隣に佇んでいて

 カズ「本日、貴重なお時間を取って頂いて、ありがとうございました。宜しくお願い致します」




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