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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第105章 今日の貴女はとっても小悪魔ちゃんだね?


 カズside

 失礼しまぁす

 カズ「遅くなっちゃったゴメンね」

 翔ちゃんの部屋に、おジャマして翔ちゃんをベッドへ寝かせ、布団を掛けて


 ……翔ちゃん 

 綺麗な顔……

 その寝顔に俺は…… 釘付けになっちゃって

 その美しい白い肌に…… 頬に

 チュ


 "うぅん……"

 カズ「ゴ、ゴメン……」

 俺ってバカ!

 堪え切れずに、翔ちゃんの頬にキスして起こしちゃって

 焦点が合わないのか、ボーッと俺を

 "見つめてる" 翔ちゃん


 カズ「翔ちゃん?」

 声を掛けると、おもむろに翔ちゃんは起き上がって

 カズ「翔ちゃん大丈夫? …… 俺…… 起こしちゃってゴメン」

 翔「そっか…… 二宮さんがここまで運んで下さったんですね? ありがとうございました」


 ……頭下げられちゃったよ……

(タブンこの時にね、俺無意識に翔ちゃんのベッドに座ったんだと思う…… 少しして気付く事になるんだけど……)

 ……あの俺…… 翔ちゃんの頬にキスしたし、オマケにチョー先生の約束破って長居してるし……


 そんな俺に対して、貴女のあまりにも純粋無垢な……

 俺をも、真っ白な心に…… 色々な穢れとか罪から解き放ってくれるような……


 カズ「ホントにね…… 俺、一生貴女には敵わ無いんだろうな……」

 翔「二宮さん…… 今日はとってもセンチメンタル……」

 ぇ? 

 翔ちゃんが俺にぎゅって…… ぎゅって抱きついて来て……


(マジ俺チョー先生に言い訳出来無いよ。ぁ! ヤベ翔ちゃんのベッドに…… 腰掛けてるし!)


 翔ちゃんの性格じゃ、相当の勇気を絞って俺の事を、抱き締めてくれたんだって分かる


 翔ちゃんの胸の鼓動が

 ドクドクって……


 翔「二宮さん? 明日お出掛けしませんか?」


(……)


 カズ「…… 翔ちゃん…… なんだか今日の翔ちゃんは…… とっても小悪魔ちゃんだね?」


 カズ『翔ちゃん? 二宮さん呼びに戻ってますよ?』

 普通ならきっと…… からかっちゃうハズなのに…… タイミングを逸した

 というより……


 あまりの翔ちゃんの


 可愛さに


 クラクラし過ぎて……


 手玉に取られたボクなのでした













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