第96章 鈴奈ちゃん知抄ちゃんの涙 　

　ー翌日ー

　カズside


　昨日の晩、怖い位にアッサリと……　俺と相葉さんを許して？　くれた子供達……

　鈴奈.知抄『カズくん……　まぁくん……　お話があるの……　時間作ってくれる？』

　雅紀「大丈夫だよ……　何かあったの？」

　カズ「？　鈴奈ちゃん？　知抄ちゃん？」

　思い詰めた表情……　何かあったの？　

　理由は分からないけれど、彼女達にとって、凄い大事な事だろうと感じて……　誠実に話をしようって思ったんだ


　ー夕食後.自由時間ー

　カズ.雅紀『ゴメンな遅くなって……』

（……）


　中々話し出さない二人

　カズ「大丈夫？　ゆっくりで良いからね？」

　鈴奈「カズくんは翔ちゃんが好きで……」

　知抄「まぁくんは珠ちゃんが好きで……」


　鈴奈ちゃんと、知抄ちゃんの問い……

　悲しみを湛えた瞳に光る涙の雫が……

　スーってその頬に……


　カズ.雅紀『うん』

　鈴奈.知抄『颯汰と奏汰（くん）もなの』


　ぇ？　二人は……何が不安になったんだろう？